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頑固な便秘・腹部膨満感~巨大結腸症~

人間の体の中では、胃の中で分解された食べカスなどを肛門に運ぶ運動を腸が行っています。これを蠕動運動(ぜんどううんどう)といいますが、巨大結腸症は、腸の壁にある神経がうまく機能することができず、腸が蠕動運動をスムーズに行うことができなくなる症状です。

腸閉そくの仲間であると言われている巨大結腸症ですが、先天性の場合と後天性の場合があります。先天性の場合においては、5000回に1回という頻 度の分娩で発生すると言われており、女児よりも男児の方が発症する確率が高いとされています。原因として考えられるのが、遺伝子の情報に異常をきたしてい るためと言われていますが、確実なところは研究段階であるためまだ解明されていません。

■こんな時は病院へ

先天性の場合は、新生児の時期に発症します。胎便がでないので、比較的早い段階で異常を感じることができるでしょう。しかし、後天性の場合は、乳児期以降に発症するケースもあり、この場合、症状は比較的軽いと言われていますが、頑固な便秘やお腹の張りといった症状が長期間見られる場合は、巨大結腸症を引き起こしている可能性があります。乳児期以降の便秘は経過観察も大切ですが、病院を受診することも忘れないようにしましょう。

■病院での治療方法

巨大結腸症は、X線検査を行うと腸閉そくと同じような影が見られるという特徴を持っています。この特徴が写し出されると精密検査を行うことになりま す。精密検査は、肛門から腸の中に造影剤を注入して、注腸造影検査や直腸内の圧を測定する検査をします。また、直腸の組織の一部を採取し顕微鏡による検査 を行うケースもあります。

専門的な治療を行うことになるため、手術を受けるのが一般的です。手術は外科は外科でも、小児外科という特殊な診療科で行うことになります。手術後 は比較的早い段階で良好な結果が得られるようになりますが、場合によっては肛門から便を排便することができなくなり、人工肛門をつけなくてはいけなくなる こともあります。発育を見ながらの治療が基本ですので、点滴栄養や肛門を拡張する、浣腸などといった処置を行いながら、頑固な便秘を一時的でも改善していくこともあります。

巨大結腸症であると始めから判断できるようなものではないため、頑固な便秘も食べ物などによるものと考えてしまいがちです。乳児期の子供は規則正し い生活と食事をしていれば便秘になるということはあまりありませんから、何をしても頑固な便秘が改善されないというのであれば、かかりつけ医に相談をしま しょう。